愛知県一宮市で南部中学(南中)、丹陽中学(丹中)専門の個別指導の学習塾を営む修徳ゼミナールの木村です。
本日の中日新聞に「令和2年度中学校卒業見込み者の進路希望状況調査 第1回」が掲載されていました。
詳しいことは愛知県の教育委員会のホームページに書いてあるのでをご覧ください。
今年度の特徴
全日制私立高校の希望者が増加
これは国による授業料の実質無償化と愛知県の私学助成金によって公立高校との金額差が縮まったことが原因のようです。
詳しいことはさくら個別指導学院の國立先生がブログに書いていらっしゃいます。
タイトルの通りです。愛知は私学助成金が充実していて、今春より年収720万円までの世帯が授業料無償世帯となりました。以前こ…
一昨日に私立高校と公立高校とでかかる費用の比較をしようと調べ始めたところです。私立高校は補助金が出て授業料が無償になる世…
私立高校の授業料と入学金が実質無償化されて、公立高校の費用にどれぐらい近づいたんだろう?費用に大差無いならば私立も積極的…
一言で言ってしまうと
愛知の「私立高校の授業料無償化世帯」と「公立高校」の費用差は年間22万円!
月額にすると18,300円ほど!
大学の付属高校であれば大学への内部進学が見込めますのでメリットは大きいですよね。
よくあるのが「中学の段階で自分より内申が上で上位の公立高校に進学した生徒が大学で同じになった。」という話。
外部の一般入試の方がレベルが高いので起きる現象です。
また私立高校は指定校推薦をたくさん持っていることも魅力的ですね。
公立の上位校では私立大学の指定校推薦は使わせてもらえませんからね。
通信制高校や専修学校の希望者の増加
平成30年度に公立高校が定員割れした記事にも原因を書きました。
塾向けの「私立学校合同説明会」に久しぶりに参加してきました。 名古屋を含む尾張地方の私立高校の情報が一度に集められる非常にコスパの高い説明会です。 一般には公表できない塾向けのマル秘情報も[…]
通信制高校が認知されるようになってきたことが大きいのではないでしょうか。
最近テレビCM話題になっている「eスポーツ」の大会の上位校に「N高校」などの通信制高校が多く勝ち上がってきています。
一昔前では通信制高校は不登校の生徒が通う学校というイメージがありましたが、自分のやりたいことをやるために前向きに通信制高校を選択する生徒が増えてきたのでしょう。
余談ですが先日説明会のあった大成高校にもeスポーツの同好会ができたそうです。
公立高校王国といわれることもある愛知県でも公立高校に進学する以外の選択肢が認知されてきたのでしょう。
今後もこの流れは加速していくかもしれませんね。